年別アーカイブ:2021年

IPO 個別銘柄

2021/7/3

IPO直前!投資アプリ運営 ロビンフッドの業績と今後の成長戦略、株価のゆくえを徹底分析

株式投資アプリを運営する米ロビンフッド(Robinhood Markets, Inc. ティッカーシンボル:HOOD)が7月に上場を控えています。「手数料無料」でも利益を出す同社のビジネスモデルと戦略、そして危うさ、目論見書を通じた同社の直近経営指標などを分析して、今後の展開を解説していきたいと思います。コロナの巣篭もり期に市民権を得て躍進したロビンフッド。2020年度は当期純利益で黒字を確保しており、今後の成長期待も極めて大きいです。 バニ子さんロビンフッドって結構騒ぎになったわよね?死にかけの株を乱高 ...

S&P400がS&P500を圧倒する理由

ETF

2021/6/28

【SPMD, IJH】中型株の時代?S&P400がS&P500を圧倒する理由!

アメリカ経済はコロナ禍から立ち直り、力強い回復を見せています。コロナ以降、政府による巨額の財政出動、規制緩和により、ダウ平均も、S&P500種指数も、テック系が多いナスダックも、小型株中心のラッセル2000もすべて大きく上がりました。そんななか、注目すべき動きとしてMid-Cap(ミッドキャップ)、いわゆる中型株の好調があります。中型株はどれくらい好調で、その理由はなぜなのでしょうか。そして、今後もその好調を維持できるのでしょうか。考察しました。 バニ子さん中型株って? 小型株でも大型株でもない、 ...

投資基礎知識

2021/8/28

米インフレ率 消費者物価指数CPIより重要なPCEとは?CPIとPCIの違い、利上げとの関係とは

米国経済は力強い回復を見せており、金融緩和の縮小と利上げ開始の時期とその回数にマーケットの注目が集まっています。そうした中「消費者物価指数が予想を上回ったから、利上げ時期が早まるのではないか」というマーケットの声や、FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長の「インフレ兆候に対する懸念を理由に、利上げを先行することはない」という発言から、物価と利上げの間には強い関連があることがわかります。 ところが物価を表す指標として、CPI(消費者物価指数)とPCE(個人消費支出)の2指標があり、それぞれの前年比数字は ...

SPAC通じて上場するBoxed(ボックスド)

IPO SPAC

2021/6/24

イオンも出資するBoxedがSPAC通じて上場へ どんな会社?今後の成長は?徹底分析

会員制オンラインホールセールクラブを展開するBoxed(ボックスド)がSPAC(特定買収目的会社)のSeven Oaks Acquisition Corp.,(セブン・オークス・アクイジション、ティッカーシンボル:SVOK)との統合により、上場することがわかりました。このボックスドは日本の最大手小売チェーンのイオンが出資する企業です。ボックスドのビジネスモデル、強み、成長性、上場後の戦略について解説します。 通りすがりの無職投資家イオンが出資してる会社って聞くと、興味出てくるな。日本での展開もあるのか? ...

マネーハック

2021/6/22

ロバート・キヨサキは間違い!? 日本では持ち家の方が「金持ち父さん」になれる衝撃の理由

持ち家VS賃貸… 永遠に結論のでないテーマと言ってもいいでしょう。 その答えはその人の住まう場所、ライフプラン、マネープラン、人生観、年収、家族構成、ライフスタイルの変動可能性などによって変わります。 はっきり言えば、その人次第なわけです。 一方、世の個人投資家に限っていうと、持ち家に否定的な人が多いのではないでしょうか。その一因として、ロバート・キヨサキの名著『金持ち父さん 貧乏父さん』で「マイホームは負債」「投資に回せる金が減る」という意見に賛成の方が多いことがあげられるのではないでしょうか。 しかし ...

原油先物ETF

ETF

2021/6/19

急上昇の原油先物ETF USOとは 取り扱い証券会社、原油先物の見通し、買い方は?

経済の急回復と供給不足によって、原油先物市場が絶好調のまま推移しています。とは言え、原油先物は一般人では手を出しにくいもの。 今回は原油先物とは何か、中長期的な原油の需要、原油先物ETFとその勝機について詳しく解説していきます。原油先物ETFとしてユナイテッド・ステイツ・オイル(USO)を中心に、日本のネット証券でも購入できる類似ETFも紹介します。原油先物価格が上がり続けている理由、今後の展開、USOを買える証券会社、日本の大手ネット証券でも購入するための方法について解説していきます。 通りすがりの無職 ...

中国配車アプリサービスを独占する滴滴(ディディ)が米国市場へのIPOを決めた

IPO 株式投資

2021/6/14

米国で上場申請の滴滴[ディディ]はどんな会社?今後の成長性、収益性、決算を徹底分析!

6月10日、中国企業の滴滴出行(DiDi Chuxing、ディディ)は、新規株式公開(IPO)を米証券取引委員会に申請しました。 滴滴のユーザー数は5億人で、Uberの1億人を遥かに凌ぐ顧客基盤を持っているのが強みです。企業価値は700億ドル(約7兆7000億円)とも一部では言われ、今年最大の大型IPOとなる見通しです。滴滴(ディディ)はどんな会社で、どこに特徴と強み、弱みがあるのか、そして今後の成長の可能性について、決算分析などを通じて分析したいと思います。 バニ子さん中国版Uberってわけね そうだね ...

JリートETFを今買うべき理由と買い方

ETF REIT

2021/6/13

物流?高利回り?REIT Core? 今Jリート ETFを買うべき理由と買い方

米国株式はテーパリングを控えその発表がなされるまで読みにくい展開が続きます。国内株式もその影響を受けるので、今後はキャピタルゲイン利回りよりもインカムゲイン利回りが重視される買い方に注目する人が増えると思います。そうなると分配金利回りの高いREIT(上場不動産投資信託)が選択肢の一つとなります。そこにマネーが流れるとさらに株価上昇の可能性も見えてきます。 通りすがりの無職投資家不動産に投資したいけど初期投資がかかる上、将来の需要も読みにくいからね、なかなか踏ん切りがつかないよ (この人ただの無職じゃない! ...

ウォーレン・バフェットが納得した理由がわかる!ヌーバンクのビジネスモデルとは

未上場企業 経済・マーケット分析

2021/6/15

バークシャー・ハサウェイが巨額出資!デジタルバンク・Nubankのスゴいビジネスモデルとは 

2021年6月9日、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hatahway, BRK.B)がブラジルのNubank(ヌーバンク)に5億ドル出資することがわかりました。世界最大とも言われるデジタルバンクのヌーバンクには孫正義率いるソフトバンクグループも投資しています。非上場企業ですが、いずれ上場をめざすとしているヌーバンクとはどんな会社で、どんなビジネスモデルなのか、どこまで成長するのか、なぜ世界中の投資家が注目しているのか、さらには仮想通貨との関連性についても解説してい ...